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舌下免疫療法

Ç検査・治療舌下免疫療法
模式図:舌下免疫療法(抑制系の免疫誘導)

「舌下免疫療法」とは、アレルゲン(スギ花粉などのアレルギー原因物質)を少量から段階的に投与することで、体をアレルゲンに徐々に慣らし、アレルギー反応が起こりにくくしてゆく治療法です。

根本治療の考え方に基づいており、一般的な対症療法 = 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬の投与で症状を抑え込むのとは対照的といえます。

免疫系の働きを整え、体質を改善する ─── アレルゲンが侵入しても、体がアレルギー反応を起こさないところを目指す「アレルゲン免疫療法」のひとつが「舌下免疫療法」です。

免疫とアレルギー

身体を守る免疫系

身体の中にウイルスなどの危険な異物が入ってきたとき、免疫系(人体に備わった防御システム)が働き「これは危険だ。排除すべき対象だ!」と見なして、やっつけたり、体外に出そうとする反応が起こります。

例えば、風邪のウイルスが侵入した時、体外に排出する手段が … くしゃみだったり、咳だったり、鼻水だったりするわけです。理に適っていますね。しんどいですけど😅

アレルギー反応とは?

アレルギー反応とは、免疫系の過剰応答、過剰防衛反応です。

例えば、国民病とも言える「スギ花粉症」。花粉は、体内に入ってきても風邪ウイルスのように害をなすものではありませんが … 免疫系が「危険だ。排除しなきゃ!」とカン違いした場合、どうなるでしょうか?

そうです。くしゃみ・鼻水・涙などで「体外に出そうとする反応」が起こるのです。「本来排除しなくても大丈夫なものを、排除しようとする過剰防衛反応」そのものに苦しむのが花粉症。

無害なアレルゲンを有害物質だとカン違いするのが「アレルギー体質」であり、IgE抗体(免疫タンパク質)が過剰に作られる → ヒスタミン(免疫/神経伝達物質)が分泌される → くしゃみ・鼻水・涙、かゆみなどの「アレルギー反応」が引き起される、というメカニズムです。

対症療法 vs 根本治療

投薬による症状緩和

花粉症への対応として最もポピュラーなのは、対症療法 = 抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬を飲んだり、その成分が配合された点鼻薬・点眼薬を使用する方法です。当院でも、多くの患者さんに処方箋を出しています。

薬で症状が抑えられますが、アレルギー体質そのものが治るわけではありませんから、アレルゲンに触れる機会があるたびに(花粉症なら季節毎に)薬を使うことになります。

アレルギー体質の根本的な改善

一方、根本治療の考え方に根差す「舌下免疫療法」は、薬で症状を抑え込むのではなく「花粉などのアレルゲンが体内に入っても、免疫系が過剰反応しない」ように整えてゆく ───

アレルゲンをスルーできるように、体の免疫系を徐々に慣らしてゆく。「このアレルゲンは、無害な物質なんだよ! 反応しなくてもいいんだよ!」と、体に理解してもらうように働きかけてゆく。そんな治療法です。

年単位の時間をかけて、アレルギー体質を根本的に改善するところを目指します。

模式図:アレルゲン投与・治療期間は3~5年

画像引用元: 鳥居薬品株式会社 さん提供「見つけよう!あなたに合った治療法」より

舌下免疫療法をご希望の方へ

保険適用条件・対象

  • スギ花粉またはダニによるアレルギー性鼻炎と確定診断されている方
  • 対症療法では症状が抑えきれない方、または根本治療を希望する方
  • 年齢: 5歳以上

費用の目安(3割負担の場合)

  • 月々費用: 診察代・薬代合わせて 3,000~3,500円くらい
  • 医療費受給者証をお持ちの方は、診察代・薬代ともに、自己負担はありません。

開始時期・継続期間

  • スギ花粉 → 花粉が飛んでいない時期に治療開始
  • ダニアレルゲン → いつでも治療開始できます
  • 治療期間: 3~5年間

治療に際して

  • 薬剤師が服薬方法指導・注意事項説明を行います

副作用

アレルゲンを体内に入れるという性質上、治療過程でアレルギー反応(口・喉のかゆみ、不快感など)があらわれることがあります。医師・薬剤師から詳細説明を受け、正しく理解・了承したうえで服薬を始めてください。

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予約・問合

予約の方を優先してご案内いたします

電話 0561-75-4187